DSSでは学生，卒業生，企業，教員間の交流を深めるために毎年シンポジウムを開催しています．昨年度の第1回シンポジウムではコロナの影響もあり懇談会を開催するこことができなかったのですが，今回はオンサイトで152名の方に参加していただき悲願の懇談会も開催することができました．

シンポジウムは情報理工学系研究科の宮尾祐介教授（コンピュータ科学専攻）による基調講演からスタートしました．宮尾先生はChatGPTを含む大規模自然言語モデルの観点から今後のデータサイエンスの展開について話してくれました．
基調講演の後は，DSSに参加しデータを提供している協賛企業4社（みずほ銀行，GMOペイメントゲートウェイ，楽天カード，コマツ）による講演が行われました．協賛企業とDSSの産学連携によって生まれたビジネス価値の高い成果が紹介されるとともに，企業におけるデータサイエンティストの業務や求められる役割，学生時代からビジネスドメインに触れる重要性について，ビジネスの第一線の視点からご意見をいただきました．これらの講演内容は，データサイエンティストを目指す学生だけでなく，アカデミアにとっても非常に有益な刺激となりました．

懇談会・ポスターセッションの様子

その後は産学・国内外で活躍するOBの方々（IBM研究所の梶野洸さん，King’s College Londonの鈴木惇先生，Microsoft Research Cambridgeの冨岡亮太さん）による招待講演が行われました．シンポジウムの後半ではポスターセッションやデータサイエンス教育に関する懇談会も開かれ，参加者たちが活発に議論を交わしました．
シンポジウム後はポスターセッションと同時進行で懇談会を開催しました．ケータリングは工学部2号館にある日比谷松本楼さんにお願いしたこともあり、料理も非常に美味しく，懇談会は大いに盛り上がりました．また，卒業生の方々にも多く参加していただき，旧知の仲を深めると同時に皆さん立派になられていると感慨深い瞬間もありました．
DSSではデジタル人材の交流の場として今後もこうした活動を行っていきますので，関心のある学生，卒業生，企業，教員の皆さんの参加をお待ちしております．

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2023/07/10